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【キャリアアップにおすすめな社労士資格】合格の秘訣・勉強法を伝授

②社労士合格の秘訣

こんにちは、COCOです。

社会保険労務士資格(国家資格)はキャリアアップにおすすめ。だからこそ、合格の秘訣と勉強法をお伝えします。

自分のキャリアのためにも、何かためになる資格に挑戦したい。どんな資格がいいかな?

2回受験して不合格。あきらめずに頑張った方がいいのかな?

このような疑問をお持ちの方、これから受験しようかなと迷われている方に、チャレンジしたいと思ってもらえるように。再チャレンジされる方が、合格を目指して貪欲になれるように。

2020年11月6日、三度目の正直で「社会保険労務士」試験に合格しました。

合格率6~7%を推移する試験、決して簡単ではないからこそ、合格したときの感動ははかり知れません。

「あのとき頑張って良かった」と心から思える資格です。

私は社労士資格を取得して「自信」と「キャリアを自分で考える力」を身に着けることができました。

目次

社会保険労務士試験に挑戦したきっかけ

社労士受験のきっかけ(画像)

きっかけは、働く中で、自分自身が無知であることを実感したこと。

新卒採用で入社した会社では、人事総務部に配属されました。

配属先では数十年ぶりの採用で、15歳以上年の離れた先輩ばかり。

職場のコミュニケーションはほとんどなく、仕事も任せてもらえない環境でした。

各職場への配布物を渡すために社内をまわっていたとき、行く先先で従業員の皆さんに声を掛けられることが多くなりました。

理由は、人事総務部の雰囲気が悪く相談しづらい。新入社員の私には相談しやすかったようですね。

当時、答えられたのは「確認して回答します」の一言。

もっと自分に知識があったら。

もっと勉強して、プラスアルファ の回答ができるようになりたい!

人事総務部は “戦略的に会社の将来をつくる、重要な部署”であるはず!

私が社労士受験を決意したのは、周りの人の役に立ちたいと思ったからです。

社会保険労務士試験とは

社労士試験とは(画像)

社会保険労務士は、経営の会社の4第経営資源「人・物・金・情報」のうち、「人」に関連する、人事労務関連全般のエキスパート(国家資格)です。

試験を受けるには「学歴」「実務経験」「厚生労働大臣の認めた国家試験合格」のどれか一つの受験資格を満たす必要があります。

社労士試験は年1回、8月の第4日曜日に実施されます。

午前は「選択式」、午後は「択一式」とわかれており、特に午後は3時間半と長く、いかに集中できるかがポイントです。

出題形式試験時間
選択式10:30~11:50【80分】
択一式13:20~16:50【210分】

試験勉強は10科目、なかなかの分量です。

試験勉強の範囲
  • 労働基準法
  • 労働安全衛生法
  • 労働者災害補償保険法
  • 雇用保険法
  • 労働保険の保険料の徴収等に関する法律
  • 健康保険法
  • 国民年金法
  • 厚生年金法
  • 労務管理その他の労働に関する一般常識
  • 社会保険に関する一般常識

過去10年間の合格率は次のとおりです。

実施年度合格率COCOの受験記録
2012年約7.0%
2013年約5.4%
2014年約9.3%
2015年約2.6%1回目のチャレンジ
(不合格)
2016年約4.4%2回目のチャレンジ
(不合格)
2017年約6.8%
2018年約6.3%
2019年約6.6%
2020年約6.4%3回目のチャレンジ
合 格
2021年約7.9%

三度目の挑戦!「合格」までの勉強法

社労士合格までの道のり(画像)

合格の切符をつかみ取るまでの道のりは、決して容易いものではありませんでした。

総勉強時間 1,000時間以上(平日2~4時間・休日6~10時間程度)。

社労士試験の勉強でイベントや友人との集まりは参加せず、20代の貴重な時間が失われたといっても過言ではありません。

2020年はコロナ禍でイベントも中止され、誘惑が少なかったことが救いです。

ですが、この努力は無駄ではありません。

入社したてのころ、自分の無知さを知ったことで、社労士という道に興味を持って挑戦しました。

合格した今では、周りからの相談にプラスアルファの回答ができるようになり、信頼してもらえるようになりました。

それが、自信につながっています。

勉強法:一度目・二度目は通学講座で「広く浅く」学ぶ

一度目は某専門学校で6カ月間の速修講座を受講しました。週2回、仕事終わりに通学し授業を受けるもので、通信講座に苦手意識のあった私には最適な勉強法でした。

初めの半年間は内容を理解するのに必死で、試験はもちろん「不合格」。

初受験にして、社労士試験史上、過去最低の合格率2.6%。

本当にツいてないなと思いましたが、次こそはと今度は1年コースを受講しました。

「広く浅く」知識を習得する方針で、範囲が広く、覚えられないことに焦りを感じながらも、確実に知識が定着しているように感じました。

二度目の試験は、選択式・択一式の各科目合格点・選択式総合点をクリアしました。

しかし、択一式総合点が「1点」足りなかったのです。

惜しくも「不合格」という結果でした。
合格率は4.4%、過去2番目の低さです。

あまりに悔しく、あまりにあっけない社労士試験。不合格ならこれまでの期間が無駄になるような、虚しい気持ちです。

過酷な勉強期間を考えると、三度目の受験を考える余裕はなく、「諦める」選択をしました。

勉強法:三度目は通信講座で「満点主義より合格主義」

入社して5年以上たち、仕事もそれなりに覚え、社労士試験に挑戦して得た知識を生かせるようになりました。

ただその一方で将来のキャリアに漠然と不安を感じていました。

女性は結婚・出産を機に職場を離れることが想定され、責任のある仕事を任せてもらえないケースも多い。

「社労士資格の取得」が キャリアアップへの一歩 につながると信じて、4年のブランクを経て三度目の社労士受験を決意。

2019年9月、「これで最後、絶対に合格する!」と強い気持ちを胸に、改めてスタートラインに立ちました。

今回はできる限りお得に学べる「フォーサイト」の通信講座を利用。

通学講座と違って「勉強が続かなかったらどうしよう…」と心配でした。

テキストサンプルを取り寄せて吟味し、以下に魅力を感じ、申し込みを決めました。

  • カラーテキストで見やすい
  • スマホからも講座を視聴・学習できる(倍速視聴が有効)
  • 費用がお手ごろ(約10万円)

通勤・スキマ時間を活用してスマホで繰り返し倍速受講し、知識が定着しました。

「満点主義ではなく合格点主義」で基本を繰り返し勉強することが、合格への近道だったと実感しています。

合格の秘訣 01:基本問題の反復


通信講座倍速視聴、各科目の要点をまとめた「マイノート」を活用。

片道1時間半の通勤途中、通信講座の倍速視聴でインプットしていました。

また、10科目を一通りマスターした後、基本を定着させるために「マイノート2冊(労働保険・社会保険編)」を作成しました。

社労士勉強マイノート(2冊)
社労士勉強マイノート(2冊)

合格の秘訣 02:時間配分・解答順の工夫


社労士試験は体力と精神勝負です。
だからこそ、時間配分と回答順を工夫することが大切になります。

模擬試験でシミュレーションしましょう。

選択式の解答順シミュレーション

8科目に分類された問題で計80分、「1科目10分」を目安に回答します。

試験問題で出題される順番に解答する一般的な方法ではなく、例年の傾向で比較的難易度の低い社会保険科目からスタートし、労働保険科目を解く方法に変えました。

選択式の労働一般常識、社会一般常識の問題で、泣かされた受験生は少なくありません。

早い段階で答えが不明確な「一般常識」に触れ、自信をなくしてしまうと、他の問題に影響が出てしまうからです。

一般的な解答順(選択式)

「労働基準・安全衛生」→「労災保険」→「雇用保険」→「労働一般常識」→「社会一般常識」→「健康保険」→「厚生年金」→「国民年金」

合格時の解答順(選択式)

「健康保険」→「厚生年金」→「国民年金」→「労災保険」→「雇用保険」→「労働基準・安全衛生」→「労働一般常識」→「社会一般常識」

択一式の解答順シミュレーション

7科目に分類された問題で計210分、「1科目30分」を目安に回答します。

各科目を解答する際には、問題用紙に時間を記載し、時間配分を意識させます。

試験問題で出題される順番に解答する一般的な方法では、210分という長い試験で集中力がなくなり疲労が蓄積する時間帯に、長文の多い社会保険科目を解くことになります。

例年の傾向で比較的難易度の低い社会保険科目からはじめに解くことで、時間と気持ちに余裕ができます。

一般的な解答順(択一式)

「労働基準・安全衛生」→「労災保険・労働徴収」→「雇用保険・労働徴収」→「労働一般常識・社会一般常識」→「健康保険」→「厚生年金」→「国民年金」

合格時の解答順(択一式)

「健康保険」→「厚生年金」→「国民年金」→「労災保険・労働徴収」→「雇用保険・労働徴収」→「労働一般常識・社会一般常識」→「労働基準・安全衛生」

合格の秘訣 03:諦めない強い意志

やっぱり最後は、諦めない強い意志が勝つ。
そして、合格の先を考えることも大切なことです。

合格したら社労士登録して開業したい

勤めている会社で専門分野を極めて、従業員をサポートしたい

……など、何でもいいです。

合格後の未来を想像することで、モチベーションアップにつながります。

新型コロナウイルスの感染が広がる中で迎えた三度目の試験。

緊張している私を気遣い、試験会場まで夫が一緒に着いてきてくれました。

当日持参したのは各科目の要点をまとめた「マイノート2冊」と「横断科目まとめテキスト」のみ。

試験が始まってからは、時間配分と解答順を意識して解く。

試験終了のときには、疲労困憊です。

そしてついに、社労士試験の合格発表日。
忘れもしない、2020年11月6日。

自分の受験番号を見つけたとき、本当にうれしくて号泣しました。

社労士資格取得がキャリアの一歩に

一度は諦めた資格取得、そして4年後に再々チャレンジして掴んだ「合格」。

職場にも報告しましたが、合格して変わったことは「意見に説得力をもつ」ようになったことです。

周りからの信頼度が上がり、仕事の幅も広がりました。
そして何より、自信につながりました。

今の会社で働き続ける、社労士事務所に転職する、社労士として開業する。

未来への可能性は広がっていて、自分でキャリアをつくっていけるんだと実感しました。

これから受験しようと思っている方、再チャレンジされる方、合格への最適な勉強法は人それぞれです。

ですが、良い勉強法があれば取り入れてみる、それも合格への近道だと感じます。

私は次の3つのポイントを重点的に実行し「合格の切符」を手に入れました。

  1. 基本問題の反復
  2. 時間配分・解答順の工夫
  3. 諦めない強い意志

冒頭にも書きましたが、

私は社労士資格を取得して「自信」と「キャリアを自分で考える力」を身に着けることができました。

社労士の受験勉強で得た知識は、生きていく上で役に立つ情報ばかりです。

皆さんも諦めずにチャレンジして、絶対に合格をつかみ取ってほしいなと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

豊かな人生を模索する、夫婦のブログ。自分たちの知識や体験を生かして、豊かな人生の連鎖が実現できればとの想いで、家族や友人、職場のリアルなお悩み事例など、お役立ち情報を発信しています。

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